貴金属分析
貴金属分析には『蛍光X線分析』と『ICP発光分析』があります。
蛍光X線分析は表面のごく一部の検査になり、試料全体の成分構成や品位を証明するものではありません。
試料に含まれる貴金属(プラチナ、金など)の品位(含有量)をお知りになりたい場合は、ICP発光分析による『定量分析』をご利用ください。
蛍光X線分析
- 試料の表面のごく一部をエネルギー分散型蛍光X線分析装置を用いて検査します。非破壊検査です。
- 含有する元素元素と大まかな含有量を表示した定性分析と含有元素と含有量(%表示)を表示した定量分析があります。
- 表面分析ですのでメッキ等が施されているものは、メッキの成分が検査結果に反映、表示されてしまいます。
分析の際はメッキをはがす必要があります。
- 蛍光X線分析は試料の品位を証明するものではありません。品位を証明するためには破壊検査による分析が必要です。
『ICP発光分析』をご利用下さい。 - 含有量を表示する定量分析可能な試料は、金合金(10金~18金相当のもの)、銀合金(シルバー925相当のもの)、プラチナ合金(プラチナ900または950相当のもの)になります。
- 試料の形状や状態によっては分析ができないことがございます。
- 微量元素、微量成分については検出、分析ができないことがございます。
- 検査は当協会と山梨県水晶宝飾共同組合による貴金属実態調査で行っている分析・定量方法を用いて分析します。
- 検査には1週間から10日ほどのお時間をいただきます。
- 元素数に係わらず、料金は一律です。
- 写真付き(又は写真無し)の結果証を発行いたします。
- 結果証はA5サイズ(約210×145mm)です。
- 分析結果証サンプル: 定性分析 定量分析
- 内容・料金等の詳細、ご質問は、電話番号 055-243-6147 まで。
ICP発光分析
- 試料を溶解し、元素とその割合(1000分率表記)をお伝えします。ICP発光分析法での検査となります。
- 破壊検査です。最低0.5g前後の試料が必要となります。
試料を溶かして分析しますので、形状によっては返却時に商品として取り扱えない場合がございますことをご了承ください。 - 分析可能な元素は、プラチナ、パラジウム、金、銀、銅、亜鉛、ニッケル、錫、ルテニウム、鉛などになります。
その他の元素に関しては協会までお問い合わせ下さい。 - 検査は1ヶ月以上~2ヶ月ほどかかります。
- 料金は含まれる元素数と種類によって変わります。
- 証明書のサイズはA5サイズ(約210×145mm)です。
- 内容・料金等の詳細、ご質問は、電話番号 055-243-6147 まで。